会長あいさつ

当会は、東北の名峰「鳥海山」をベースに、公益社団法人日本山岳ガイド協会による特別研修会を経て「登山ガイドステージⅡ・Ⅰ」資格認定を頂いた32名により、2015年4月、正式に日本山岳ガイド協会「正会員団体登録」を許可され、発足しました。
鳥海山は、山形・秋田の県境に跨がり、その裾野を日本海に浸す、標高2,236m、山麓の周囲120㎞におよぶ東北屈指の高山(活火山)です。
火山特有の複雑な爆裂地形と冬の厳しい季節風が運んできた深い雪がもたらす豊富で多彩な高山植物がこの山の魅力です。
清冽な湧き水と雪解け水は、山裾のブナの樹海を潤し、渓谷や瀑布の景観を提供しています。中腹に残る雪渓周辺の草原や湿原のあちこちに可憐な花たちが春を競うお花畑は見事です。一方山頂付近は、屏風のように立ちはだかる中央火口壁の中に岩石累々たる新山ドームが聳え立ち、威容を誇っています。 みちのくの名峰すべてが見渡せる山頂からの360度のパノラマと夜明けとともに、そのシルエットを日本海に映す影鳥海は、この山ならではの景観です。
ベストシーズンに是非おいでください

鳥海山登山ガイド協会
会長 眞坂 廣男